Microsoft Teamsは2017年3月15日にリリースされ、2020年3月15日で3周年となりました。
それを記念して英語のMicrosoft Teams Blogで今後リリースされるTeamsの新機能についての記事が2020年3月19日に公開されましたので、主な機能を紹介します。
Teams会議
低品質なネットワーク環境下での音声品質の改善(展開済み)
Teamsの新しいアルゴリズムの改善により、混雑した損失の多いネットワークでも優れた音質で利用できるようになりました。
iOSでの背景ぼかし(近日展開予定)
デスクトップ版のTeamsアプリにある背景ぼかしがiOSでも利用できるようになります。
Bookingsアプリ(今後数週間で展開予定)
Bookingsアプリは面接、顧客との打ち合わせ、バーチャル診察、バーチャル金融相談、小売店でのお客様サービスの予約などTeamsを介して外部参加者とのスケジュール調整が簡単にできるようになります。
挙手
挙手機能を使うと手を挙げたアイコンが表示されるようになります。
発言したい出席者を識別できるため、大規模な会議に積極的に参加しやすくなります。
ノイズ低減(間もなく展開予定)
カフェの周囲のノイズ、タイピング音、建設ノイズなどのバックグラウンドノイズを自動的にリアルタイムで抑制します。
Satinコーデック(今後数か月以内に展開予定)
新しいSatinコーデックによりTeams会議と通話の品質が更に向上します。
Teams電話
米国でのMicrosoft 365 Business Voice(2020年4月1日販売予定)
中小企業はMicrosoft 365 Business VoiceによりTeamsから電話を受発信できるようになりました。英国とカナダで既に提供されていますが、今後米国でも提供されます。
Teamsデバイス
RealWearヘッドセット(2020年後半予定)
ハンズフリーで音声入力による操作ができるデバイスが発売されます。
トランシーバー(2020年7月展開予定)
Teamsモバイルアプリにより、スマホをトランシーバーとして使えるようになります。
Galaxy XCover Proと統合されて利用できます。Galaxy XCover Proは4月中旬から販売されます。
Boseヘッドセット(2020年春販売予定)
Teams認定のBoseヘッドセットが販売されます。
Teamsコラボレーションバー
Teamsコラボレーションバーを使用するとフォーカスルームや小さな会議エリアをコラボレーション会議スペースに変えることができます。
Polyの新しいTeams Phone
Poly CCXシリーズがTeamsに対応しています。既に販売されています。
Teams管理センターのデバイス管理(近日中に展開予定)
近日中にTeams管理センターからMicrosoft Teams Roomsデバイスとコラボレーションバーを管理することができるようになります。
Firstline Worker
ターゲット通信
シフトアプリのスケジュールと連動してタグが自動的に割り当てられます。
そのタグにメンションするとシフト勤務中のユーザーに通知されます。
ワークフォースマネジメントとの連携
Kronos Workforce Central v.8.1とシフトで連携できるようになります。
シフトの新機能
スケジュールフィルタリング
チームメンバーまたはスケジュールグループでフィルタリングできるようになります。
共有スケジュールのリコール
マネージャーは共有スケジュールをリコールできるようになります。
「あなたのシフト」ビュー
デフォルトページが「あなたのシフト」ビューになり、自分のシフト情報に素早くアクセスできるようになります。
Androidのシフトアプリからのチャット
Androidではシフトアプリから勤務中の同僚に簡単にチャットを送信できます。
ヘルプ
シフトアプリの「…」メニューからヘルプを見ることができます。
Firstline Worker向けのMicrosoft 365ライセンスのアップデート(2020年4月1日予定)
新しいFirstline Worker向けライセンスが提供されます。
チャットとコラボレーション
チャットのマルチウィンドウ
チャットを別のウィンドウにポップアウトさせることができるようになります。
オフラインアクセス
インターネットに接続していなくてもTeamsにアクセスできるようになりました。
以前に表示したチャネルや予定表の表示ができます。
固定されたチャット、固定されたチャネルは常にオフラインで利用できます。
チームの最大ユーザー数の拡大(2020年4月展開予定)
チームの最大ユーザー数を5000から10,000に引き上げます。
グループチャットの最大ユーザー数の拡大(数週間以内に展開予定)
グループチャットの最大ユーザー数を100から250に引き上げます。
Teamsとコンシューマー版Skypeとの通信(2020年3月末展開予定)
TeamsとSkypeコンシューマーユーザーはメールアドレスを使用してチャット・通話を行うことができます。
おわりに
3周年記念ということで今後実装される予定の機能が大量に公開されました。
特にFirstline Worker向けの機能が強化されていて、ライセンスも格安なものが提供されることとなり、マイクロソフトの力の入れ具合が伺えます。