英語のMicrosoft Teams Blogでファーストラインワーカー(店員・ヘルプデスク等)の生産性を高める方法の記事が公開されました。
新機能と既存機能の両方でどのように生産性を向上できるかが書かれています。
翻訳しつつ要点をまとめました。
トランシーバー
ファーストラインワーカー用にトランシーバー機能が使えるようになります。
「push-to-talk」とのことなので、ワンタッチで通話ができるようになるものと考えられます。
Samsung Galaxy XCover Proであれば絵にあるようにスマホの物理ボタンを押すとトランシーバーが使えるようです。
今年の上半期にプライベートプレビューで利用できるようになる予定です。
ファーストラインオペレーションのタスク管理
タスクターゲティング・公開・レポートにより、本部は店舗等へのタスクの指示と進捗管理ができ、現場では次に何をすべきかが分かる優先順位がつけられたリストを確認できます。
今年の上半期にリリース予定です。
オフシフトアクセスコントロール
勤務時間外に個人用デバイスでTeamsにアクセスすることを制限できます。
今年の第1四半期に展開開始予定です。
SMSサインイン
電話番号を入力しSMSによるワンタイムパスワードでAzure ADにサインインできるようになります。ファーストラインワーカーがAzure ADのユーザー名とパスワードを覚える必要がなくなります。
今年の上半期にパブリックプレビューになる予定です。
共有デバイスのサインアウト
多くのファーストラインワーカーは共有のタブレットやモバイルデバイスを使用しています。共有デバイスのサインアウト機能により1度の操作で全てのセッションからサインアウトすることができます。
Android版が1月後半にパブリックプレビューで提供される予定です。
ユーザー管理の委任
ファーストラインのマネージャー(店長等)がMy Staffというポータルで従業員のIDを管理できます。パスワードリセットを現場で実施することができるようになります。
今年の上半期にパブリックプレビューになる予定です。
SAP SuccessFactorsからAzure ADへのインバウンドプロビジョニング
Azure ADのユーザープロビジョニングサービスがSAP SuccessFactorsと統合されました。
パブリックプレビューで提供されています。
シフトとタイムクロック
シフト機能でスケジュールを管理し、タイムクロック機能で出退勤管理ができます。
シフトとタイムクロックは既にリリースされています。
職業や役割に合わせたカスタマイズ
Power AppsやPower Automateを使用して職業や役割に合わせたカスタマイズをし、ファーストラインワーカーの生産性を向上させることができます。
利用できるアプリの制御
ファーストラインワーカーが分かりやすく使えるように表示されるアプリをカスタマイズすることができます。
労務管理システムと統合
シフトのGraph APIを利用することで労務管理システムとTeamsを統合できます。
シフトのJDAコネクタはGithubで入手できます。
Kronosコネクタは今年の第1四半期の後半にGithubでオープンソース化される予定です。
Praise
Praise機能を使用し従業員を称賛することができます。
コンシューマーアプリのような操作感
ファーストラインワーカーはコンシューマーアプリに慣れているため、Teamsはそのような操作感と同様になるように構築されています。チャットとチャネルの統合ビュー、位置情報の共有、音声メッセージの録音と共有などのモバイル機能があります。
会社のデータの保護
データ損失防止機能や多要素認証等のセキュリティ機能に加え、スマートカメラ機能によりデータがローカルの保存されずに写真を投稿することができます。