メッセージセンターで通知されたプライベートチャネルの訴訟ホールドの機能について解説いたします。
メッセージセンター MC202846
2020年2月2日にメッセージセンターでプライベートチャネルの訴訟ホールドの機能についての通知がありました。
以下はメッセージセンターのMC202846の内容です。タイトルは「New Feature: Legal hold for Teams private channels」です。
We have begun rolling out legal hold for Microsoft Teams.
- The rollout will be completed by mid-February.
This message is associated with Microsoft 365 Roadmap ID 60434.
How does this affect me?
Admins and relevant roles will now be able apply a legal hold on private channel messages in Microsoft Teams.
Legal hold is a critical step to preserving all message copies and to prevent content tampering. It is vital for legal investigations.
What do I need to do to prepare for this change?
To put a user or a team on Legal Hold, navigate to the Security & Compliance Center. When you create a new case, you are presented with the option to place mailboxes or sites on hold.
To learn more about Office 365 security and compliance, read Configure your Office 365 tenant for increased security.
メッセージセンターの通知内容の要点
ロードマップ上の情報
メッセージセンターからリンクされているロードマップの情報は以下です。
リンクされているURLの日本語ページは以下です。
ページ内では以下のような注意書きがあります。
展開が完了したらこの注意書きはなくなるでしょう。
おわりに
プライベートチャネルが2019年11月に実装されましたが、プライベートチャネル内の会話については訴訟ホールドの対象外になっています。
現状はプライベートチャネルで暴言等の社員間のトラブルがあった場合に削除してしまえば証拠隠滅できてしまうということです。
これは新機能というよりも設計ミスの修正ですね。
展開が完了すればプライベートチャネルもしっかり訴訟ホールドの対象にできるので証拠隠滅できなくなります。